皆さんは8020(ハチマルニマル)運動をご存知でしょうか?
老後もいつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れが大事です。この運動は、1989年から厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯が保てれば、食生活にほぼ満足することができると言われていますので、一生涯自身の歯で食事を楽しめるようにしようということです。
そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを
20本である理由
20は「自分の歯で食べられる」ために必要な歯の数です。これまでの研究・調査で、20本以上の歯が残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛めることが科学的に明らかになっています。
平成28年歯科疾患実態調査結果の概要が発表され、8020達成者率(80歳で20本以上自分の歯を保有する者の割合)が51.2%に増加しています。日本歯科医師会が目指してきた「8020達成者が50%を超える状況」も実現しています。
昔は噛む回数が多かった
弥生時代から現代までの1回での食事で噛む回数を比較すると、弥生時代の噛む回数は、現代の約6.5倍と言われています。食べ物が固
くどうしても噛む回数が多くなったと考えられます。今の食事はが相対的に柔らかくなり、噛む回数が戦前と比較しても半分以下になっています。
噛むことは大事で、噛むことにより、殺菌力のある唾液の分泌が促進されることにより、細菌感染を防いだり、また、ヒスタミンという物質が分泌され、満腹中枢を刺激し、ダイエットにも効果があるとされています。
たくさん噛んで、8020を目指して意識してみましょう!
0