虫歯や歯周病の原因にもなる「バイオフィルム」について解説!

虫歯や歯周病の原因にもなる「バイオフィルム」について解説!
2020年5月31日 LIHACO編集部
In 予防歯科

「バイオフィルム」英語ではBiofilmです。あまり聞きなれない言葉ですが、これは微生物の集合体は歯科における「歯垢」。これが典型例です。

水気の多いところにバイオフィルムは現れます。歯の他には花瓶の内壁や流しなどにも見られます。

細菌および細菌が生み出す菌体外粘性多糖体(グリコカリックス)、という物に囲まれた種々の細菌の集合体と定義され、バイオフィルムが口の中に繁殖してしまうと、抗菌剤や抗体でばい菌をやっつけようとしても、このバイオフィルムが邪魔をして、細菌をどかしにくくします。

よって、バイオフィルムができた場合は、外部からの力、及び機械的にバイオフィルムを破壊する必要があります。

このバイオフィルムを放っておくと、感染症としてう蝕(虫歯のこと)も歯周病もバイオフィルム感染症の一つです。

皆さん、自分では判断つきづらいバイオフィルムを取り除く努力と、必要に応じて歯科医院に訪問して検診を受けることをお勧めします!